花紡ぎ
HANATSUMUGI
花冠、白詰草、指輪。
花のようにわらって、花のように儚い。
花びらがおちていくように、きみの記憶が 散って往く
温室の中に咲く花
ひとりぼっち戦争
左回りの時計
モノトーンに怯える
わなわなと、きみを恋う
届かない明日への手紙
扉のない鳥籠
過去と未来を繋ぐもの
空っぽすぎて涙も出ない
さがしものはなんですか?
ひらり、おちる
そして透き通る世界に眠る
紡ぎ往く記憶